isoi column家づくりコラム

マイホームに採用するならどっち?無垢材と集成材の違い

「天然の無垢材ってどんなメリットがあるの?」

「集成材の特徴って?」

このような疑問をお持ちの方はいらっしゃいませんか?
後悔のない家づくりのためにはこの2種類の違いの把握も重要です。
そこで今回は、天然無垢材と集成材について解説します。

天然の無垢材と集成材って何が違うの?

*天然無垢材のメリット

天然無垢材のメリットの一つには調湿性に優れていることが挙げられます。
部屋の空気が乾燥しているときは水分を放出し、ジメジメしているときには水分を吸収するという特徴があるからです。
そのため、ちょうどいい湿度で比較的快適に過ごせるでしょう。
また、結露しにくいため、建材自体が腐りにくいです。
建材が腐ると家の強度低下につながるので魅力的なメリットと言えるのではないでしょうか。
さらにシロアリの発生も抑制するのでより丈夫なまま家を維持できるでしょう。
実は健康面においてもメリットがあります。
先程解説したように天然無垢材は湿度を適度に調整できるのでカビやダニの発生も抑制します。
ちなみにカビやダニがどれほど身体に影響を及ぼすのかご存じでしょうか。
カビを体内に取り込んでしまうと鼻水、鼻詰まり、喘息などの症状を引き起こします。
ダニもカビと同じように体内に取り込むとアレルギー性湿疹、アトピー性皮膚炎などの症状の原因になります。
これらの危険要因を発生しにくくするというのも魅力的なメリットと言えるでしょう。

メリットの多い天然無垢材ですが、一つ注意点があります。
それは施工の難しさです。
天然の木材の加工は簡単ではありません。
普通の大工ではなく、腕利きの職人が必要になるでしょう。
創業80年の当社は経験豊富な自社大工がいるので、天然無垢材を検討する際はぜひお問い合わせください。

*集成材ってどんなもの?

集成材は小角材のピースや薄い板材などをつなぎ合わせたものです。
木材本来のしなりや反りが起こりにくいので加工しやすいという特徴があります。
そのため、経験の少ない大工にとっても比較的扱いやすく、クレームがあまり起こりません。
また、ひび割れなどのメンテナンスが簡単な点がメリットとして挙げられます。
みなさんは住宅の寿命とはそもそもどのようなものかをご存知でしょうか?
多くの方が「住宅の寿命=耐用年数」と捉えていますが、実はこの認識は正しくありません。
耐用年数とは、減価償却の計算に使用するものだからです。
そのため、よく聞く「木造住宅の寿命はだいたい20年である」という話も誤解です。
ちなみにこの誤解は木造住宅の税法上法定耐用年数である22年からきていると言われています。

では、住宅の寿命とは一体何でしょうか?
住宅の寿命は倒壊することなく存在可能な年数のことを指します。
そして、木造住宅におけるこういった意味の寿命は伸びており、1998年に40年だった平均寿命は、2011年には58年ほどにまで伸びました。

このように木造住宅はしっかり耐久性があるので、安心して暮らせます。

まとめ

ここまで天然無垢材と集成材について解説してきました。
この2種類の違いを把握していただけたでしょうか?
先ほども解説したように天然無垢材の施工には職人の腕が求められます。
そのため、天然無垢材を検討される方はぜひお問い合わせください。
経験豊富な職人が施工いたします。