イソイハウス

注文住宅といえば、外装から内装、間取りまで自分で決められるのが魅力ですよね。
しかし、見た目にばかり気をつかっていてはいけません。
日本の住宅で一番といってよいほど大切なのが、防災です。
そこでこの記事では、家を建てるうえでの防災意識の大切さについてご紹介します。

そもそも防災意識とは

本題に入る前に、みなさんは減災という言葉をご存知でしょうか。
防災なら知っている、ある程度説明できるという方は多いと思います。
防災が災害による被害を防ごうとするのに対し、減災はある程度の被害を覚悟したうえで、その被害を少しでも減らそうとすることです。
被害をゼロにするのは難しくても、できるだけ被害の少ない家づくりを心がけることが重要になります。

さて、日本では近年、異常気象や大地震といった災害が頻繁に起こるようになっています。
住宅は、これらの危険から身を守るために最も重要であると言っても過言ではありません。
たとえば、1階に駐車場をつくって居住空間を2階に、と考えている方もいるでしょう。
決してそれ自体が悪いということではなく、その構造は地震が起きても安全か、火事のときはすぐに逃げられるかと考えることが大切なのです。
色や形、機能性だけでなく、こういった視点からも家をデザインすることが、家を建てるうえでの防災意識というものです。

注文住宅と地震対策

地震対策として、ハザードマップの活用は有効です。
注文住宅をどこに建てるのかを決めるに当たって、その土地は津波でどの程度沈むと予想されているのか、火事の延焼の速さはどれくらいなのかなどを目安に場所を選ぶことも、れっきとした減災と言えます。

またガラスの内側に飛散防止フィルムを貼ったり、L字金具や突っ張り棒で家具を固定するのも非常に有効です。
たったそれだけのことと思うかもしれませんが、それだけのことで被害が減る、もっと言えば助かる命があると思えば、地震対策をしてみようという気になるのではないでしょうか。
減災の意識は、これくらい気軽で有効なものなのです。
注文住宅を建てる際には、こういったことにも注目すると、より一層素敵な住宅ができるでしょう。

注文住宅と減災に関するお話でした。
日本は地震を筆頭に、非常に災害が多い国としても有名です。
そんな国で暮らすわけですから、安心して住める家を建てたいですね。
注文住宅を建てようとしている人もそうでない人も、この記事を読んで少しでも減災意識を高めていただければ幸いです。